主婦の日常

” 楽しいをつくる ” を目標に、子どもを二人育てる30代主婦が日々感じたことを書いています

今年の漢字『変(化)』



更新が開いてしまいましたが、つづき。


4-5月:自粛期間
3月末から引き続き、長男の幼稚園もお休みで、家族そろって家にこもった二カ月。みなさんはどのように過ごされていたのでしょうか。
振り返ればあっという間で、なにをしていたか具体的に思い出せないくらいです。家か公園か神社・寺のどれかで毎日過ごしていました。子どもたちにとってはよかったようで、終始穏やかな顔をしていたように思います。


6月:自粛明け
長男の幼稚園が再開して年中組に上がり、夫も仕事が戻り、以前のようにとはいかないまでも、少しずつ生活が戻ってきたころ。
長男は生活の変化に慣れず、「いきたくない」の言葉にとても焦った記憶があります。自分ではどうしようもできず、周囲に相談し、ある方の「行きたきゃ行かせればいいし、行きたくなければ行かさなくていいんじゃない」の言葉がすっと心の中に入ってきて、とりあえずは幼稚園の登園を週3日に減らしました。どうかなと思いきや、笑顔が戻り、楽しそうに過ごしている様子でした。フレキシブルに対応することを息子から学びました。


7月:次男の成長
下の子が1才4カ月になって寝る時間が短くなり、7月はだんだんと公園でも遊ぶようになってきたころだったかと思います。
長男が幼稚園へ行っている間、公園へ行かせるようになりました。これがまぁ、楽しくて可愛くて。長男のときは泣いたり脱走したりするあの子と格闘していた記憶しかないので、こんなにも落ち着いて一緒に遊べるなんて思ってもみず、義母からいただいたアンパンマンのカートに乗せてよく公園へ行っていました。楽しかったなぁ。


8月:夏休み
コロナもあり、そんなに遠出はしませんでしたが、私の実家や夫の実家、水族館(長男と私だけ)などよく出かけていました。
長男が私の指示をこの時期あたりから聞くようになり、子育てがだいぶ楽になってきた時期っだったように思います。(以前は歩かないし会話は難しいしで子育てに苦戦していました)
それもあり、写真を見返すと楽しかった記憶しかないです。子どもたちを心から可愛がる余裕が出てきた8月でした。


9月:充実
去年2019年9月は、初期ですが癌を宣告され、どん底にいました。子どもは3人目も授かりたかったですし、女性器(卵巣と子宮)をすべて失うことで、私のアイデンティティまで失われるような気持ちでした。
なのに、今年は振り返るとキャンプやらなにやらとにかく楽しい時間を過ごすことができ、充実していました。
長男が歩くようになったので、長年(なんと5年!)使用していたベビーカーとようやくお別れできたことも嬉しかったです。


10月:充実2
長男の七五三の前撮りをした月でした。
長男はじっとしていられないため、着物を着られるかすらあやしかったのに、着物に興味を示し、撮影することができました。
久しぶりに夫の友人夫婦と会ったのもこの月でした。
毎日子どもを追いかけ回して、渦中はとても大変なのに、振り返ると楽しいことだらけでなんだか不思議な気分です。


11月:今年のメイン!
七五三、夫とデート、子どもたちを連れて水族館(私と子どもたち)、ピクニック、長男の幼稚園参観などこれまた楽しかった記憶しかなく、充実していました。
母として、子どもたちへの対応がようやく慣れてきたのかもなぁとも思います。長男に感情的になることも格段に減り、子どもたちももちろんですが、私自身の成長も感じます。


12月:日常
コロナでまたあまり外に出られず、でも淡々と過ごした月が12月でした。
長男の幼稚園登園中に次男を連れて行く公園を変えたら、顔をよく合わせるママさんにも出会い、少し話すようになりました。
特別ママ友が欲しいというわけではないけれど、いままで全くこうした機会がなかったので、嬉しく思いました。児童精神科医である佐々木正美先生曰く、ある程度の年齢を超えると子どもは子どもたちの中で育つそうです。友だちうんぬんは意識しないまでも、来年はこうして交流できる機会を増やしたいなぁと思います。コロナ渦でできるかなという不安は残りますが。


☆ ☆ ☆


長男の出産後からずっと暗闇の中にいたのですが、ようやく変化の兆しが見えてきたのが今年でした。長男が療育に通い始めたことが大きな節目だったように思います。


寝ないし、歩かないし、言うこと聞かないし、4才半過ぎても会話はほとんどできないし、すぐに暴れるし、泣くし、脱走するし、ずっとずっと大変だった長男の子育て。どう接してあげたらよいのか分からず、長男自身にも大変な思いをさせてしまっていました。私じゃなければもっと幸せにしてあげられたのかなと何度思ったことか。
そんな中、今年療育に通い始めたこと、そしてその中での長男の頑張りによって少しずつ変化の兆しが見えてきました。いまでは会話のようなものが少しでき始め、癇癪を起こすことはもうなく、手を繋いで歩けるようになりました。ありがたいことです。


長男の子育てを通じ、誰かに助けを求めること、そしてその都度その都度最善の選択肢を決めること、人とは比較しないこと、そんなことをいまも学んでいます。


次男はというと、いまのところ、次男は平均的な成長で平均的な子育てを私に味わわせてくれています。きっと、これから次男からも学ぶことがあるでしょう。次男からはなにを学べるのか、とても楽しみです。


ようやく楽しくなってきた子育て。
来年も限りある子どもたちと一緒の時間を大事に過ごしたいと思います。


みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。